間接話法

英作文の基礎力アップ|間接話法 基礎力アップ

間接話法(Indirect Speech)とは?

間接話法、または報告語法とは、他人が述べたことを直接引用するのではなく、一人称や二人称、時制、場所や時間を変えて自分の言葉で再表現する技術のことです。この技術は、会話や文章の中で他人の意見や感想を自然に伝えるのに役立ちます。

例えば、ある人が「私は疲れている」と言った場合、これを直接的に引用すれば「彼は”I am tired”と言った」になります。しかし、これを間接話法で表現すると「彼は自分が疲れていると言った」になります。

以下に、間接話法を用いる際の基本的なルールを説明します:

  1. 主語と動詞の変化: 直接話法から間接話法に変更するとき、話す人や話されている人に合わせて、主語と動詞が変わります。上記の例で見るように、「I am tired」と言った人が「彼」であるため、間接話法では「彼は自分が疲れていると言った」となります。
  2. 時制の変化: 間接話法では、一般的に、主語の発話が過去であるとき、時制が1つ前のものに戻ります。つまり、「She said, “I am happy”」という直接話法の文は、「She said that she was happy」という間接話法の文になります。
  3. 場所と時間の指示詞の変化: また、直接話法から間接話法に変化するとき、場所や時間を示す指示詞も変わることがあります。「He said, “I will do it tomorrow”」は、「He said that he would do it the next day」となります。
  4. 命令文と疑問文の変化: 命令文や疑問文もまた間接話法により変化します。直接話法での命令文は間接話法では「to + 不定詞」の形になり、「She said, “Close the door”」は、「She asked him to close the door」となります。また、疑問文は間接話法では文頭の疑問詞を残し、その他は陳述文に変わります。「He asked, “Are you happy?”」は、「He asked if she was happy」となります。

これらのルールは一般的なもので、いくつかの例外や特殊なケースも存在しますが、基本的な間接話法の形を理解し、使うための基盤を提供します。この技術をマスターすることで、会話や文章で他人の言葉を適切に再解釈し、伝えることができます。

例文

以下は例文です。

  1. 直接話法: She said, “I love chocolate.” 間接話法: She said that she loved chocolate.
  2. 直接話法: He asked, “Are you coming to the party?” 間接話法: He asked if I was coming to the party.
  3. 直接話法: The teacher said, “You must submit your homework by Monday.” 間接話法: The teacher said that we must submit our homework by Monday.
  4. 直接話法: She said, “I am leaving for New York tomorrow.” 間接話法: She said that she was leaving for New York the next day.
  5. 直接話法: John said, “I will take care of the project.” 間接話法: John said that he would take care of the project.
  6. 直接話法: The coach said, “Run faster!” 間接話法: The coach told us to run faster.

問題

以下の文を英語の間接話法に直してください。

彼は、「私は明日旅行に行く」と言った。

「私はピアノを弾くのが好きだ」と彼女は言いました。

彼は、「私はお酒を飲まない」と言った。

彼女は、「彼は私の兄です」と言った。

「私は今晩外食します」と彼は言いました。

彼女は、「彼が誰なのか分からない」と言った。

「私は君の友達だ」と彼は言った。

彼は、「彼女が好きだ」と言った。

彼女は、「これが彼の本当の姿だ」と言いました。

「私は昨日ここにいなかった」と彼は言った。

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